最近お客様を訪問していて気になる事が有ります。理容室と美容室、両方訪問させていただいてますが、今回は床屋さんについて。お邪魔すると開口一番、景気が悪い、ライバル店にお客さん取られちゃってもうやっていけないよ…。挨拶代わりによく聞く言葉。確かに昨今の市場を取り巻く環境は日に日に厳しさを増しています。これは仕方の無い事なのかも知れません。 しかし、そんな中で逆風をモノともせずコンスタントに予約が入ってお客様を離す事なくしっかりと囲い込こんでるお店も有ります。来てくれるお客様の数は以前と変わらないとの事。いったい何が違うのでしょうか?流行ってるお店には何か共通点が有るように感じます。雰囲気の明るいお店、居心地のいいお店、技術の高いお店、季節感が有るお店、独自のこだわりを持っているお店、切れ味の良いハサミを使っているお店等々。様々要素は有るかと思いますが、肝心なのはオーナーが前向きの考えをしている事。これに尽きると思います。あるオーナーからこんなお話を聞きました。「我々は待っている商売だから歩きの営業はしないけど情報は常に発信し続けている。今日来ていただいたお客様は今日集客したわけじゃない。1ヶ月前から準備をしてた事が結果として今日の売り上げにつながった。集客は毎日がそれの繰り返しなんだ」と。来月に向けての新しいアイデアがもう既にイメージされてるご様子、仕掛け作りに余念の無い意気込み、頭が下がります。我々も微力ながらお手伝いさせていただきます。 取材:青森営業所 米谷統一